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不マガ vol.3 その工費、もっと安くならんのか
2006/03/31 vol.3

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 今 日 の ポ イ ン ト  
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■段ボール利用で工事費3割カット
 〜大成建設・レンゴー・栗本鉄工所共同開発/空調ダクト
日経産業新聞2006年3月29日より
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<顧客企業の不満>
■鉄板製ダクトはかさばる上に、工事費もかさむ

商業施設や工場などの空調用ダクトといえば鉄板製と、これが相場だった。
しかし鉄板製のダクトは、現場に運び込む前に組み立てておかなければなら
ない。そのためとてもかさばり搬送に手間がかかる。また鉄板製なので夏場
に冷気を通すと結露し、熱効率が悪くなる。結露を防ぐためにはグラスウー
ルなどの断熱材が必要となり、工事費がふくらむ。何とかなりまへんのか!


<不満解消のポイント>
◎かさばらず、結露もしない素材でダクトを作る

空調ダクトの問題点はすべて、素材に鉄板を使っていることに原因がある。
それなら鉄板以外の素材を使えばいいのではないか。搬送しやすくするため
には、輸送時は平板の状態で運び、現場で組み立てられるようなシステムに
すればいい。結露が問題となるなら、結露しない素材を使えばいい。そんな
素材はないか、ということで採用されたのが段ボールだった。


<今日のヒント>
☆その素材をちょいと変えてみると!

空調ダクトは鉄板で作るもの。この固定概念を捨てたことが、今回の不満解
消につながりました。仮に鉄板を使わないとするなら、どんな素材が考えら
れるのか。素材をゼロベースで検討しなおしてみるわけです。そのときの基
準はただ一つ、現状の問題点を解消できるかどうか。

まさか硬い鉄の代わりに段ボールを使えるとは、これまで誰も考えなかった
のではないでしょうか。しかし結露問題も、現場までの搬送問題も、鉄を段
ボールに変えれば解消できる。あとは鉄に負けないだけの耐久性を段ボール
で確保することができるかどうか。この課題は段ボールに薄いアルミニウム
箔を張り合わせることでクリア。結果的には全体の工事費を35%程度下げ
ることに成功しました。

その部品の素材は「○○に決まっている」と決めつけずに、素材を変えれば
どうなるかを考えてみる。このような柔軟な発想に新製品開発のヒントが潜
んでいそうです。


<今日の参考URL>
http://www.rengo.co.jp/newsrelease/newsrelease_new.html