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不マガ vol.55 ちり、ホコリはあかんで
2006/08/01 vol.55

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 今 日 の ポ イ ン ト  
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■塗料の天敵、ちりを排除
 〜関西ペイント名古屋事業所・自動車ボディー向け塗料
日経産業新聞2006年7月31日より
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<顧客企業の不満>
■自動車用塗料に異物混入は御法度
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塗料の中でもとりわけ異物混入の許されないのが自動車ボディー用。万が一
ちりやホコリが混ざったまま塗装してしまうと、ボディ表面に凸凹ができて
しまう。これでは商品価値が下がるために、表面をわざわざ磨いて平にしな
ければならない。ちり、ホコリは絶対に入らないようにしてほしい。


<不満解消のポイント>
◎異物混入経路を減らす
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タンクをつなぐ配管が多ければ多いほど、内部の掃除に時間がかかる。つま
り異物がたまるリスクが高くなる。また配管のどこかで異物が入り込む可能
性も高くなる。そこで工場内システムを一新、固定されたタンクを配管で結
ぶのではなく、タンクそのものを動かして配管を減らすやり方に変えた。


<今日のヒント>
☆どっちを動かすのか
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これぞ典型的な逆転の発想です。従来、タンクといえば固定されて動かない
ものと誰もが考えていたはず。でかいタンクを動かすなんて想像もつかない
話です。だからタンクの間をパイプでつないで、中身(この場合は塗料)だ
気を動かしてきた。とはいえ、このシステムのエッセンスを突き詰めれば、
要は中身の塗料をいかに動かすかにあるわけです。

であれば、その動かし方はパイプを通すやり方以外にも考えられる。塗料が
入っているタンクそのものを動かすやり方だって理論上はアリでしょう。た
だ巨大なタンクを動かす方法は、おいそれとは見つかりません。だからこそ
どこの工場でもタンク間をパイプでつないでいたわけです。

しかし関西ペイントは、タンク移動のアイデアに別の機械のメタファーを持
ち込んだ。つまりタンクを列車と考えてみた。それなら何らかの動力とレー
ルを使えばいいのではないかと発想が広がった。鉄道のメタファーは、不具
合が生じたタンクを待避させる待ち受けステーションの設置にもつながった
のでしょう。

この考え方を御社にも当てはめてみることはできませんか。つまり工場内で
何かを動かす必要があるとすれば、いま動かしているモノを固定して、いま
固定されているモノを動かしてみてはどうか。その動かし方には、世の中に
あるいろんな動くものをヒントに考えてみる。これで効率化や合理化を実現
することはできないでしょうか。